芸人要素満載のとある新聞勧誘員から学ぶセールスの極意


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こんにちは。ツシマアキラです。

今回は、思い出した面白い話を書きます。

タイトルの通り、新聞の勧誘員です。

 

僕は基本的に新聞は取らないんですが、

この時は1ヶ月だけ取ってしまいました。

 

当時の僕は無知だったので

「勧誘ぐらいどうして断りきれなかったんだか」

って思っていましたが、

僕もこうしてビジネスをやるようになって

新たに気づいたことがあるのでシェアしたいと思います。

 

もう5、6年前の話なので、

うる覚えですが、書いていきます。

 

新聞勧誘のはちゃめちゃストーリー

まず、インターホンが鳴って、出てみると

お米・洗剤などの生活用品がズラーっと並んでおり・・・

 

いったい誰からの贈り物かと思えば

「〇〇新聞です」と言い出し、

「これ全部差し上げます!」と言われました。

 

まずこの時点で「返報性」を狙っていますね。

返報性っていうのは、

先に何かを与えることで、

相手に「お返ししなきゃ」と思わせる心理トリガーです。

 

ここから会話です

僕vs勧誘員

 

勧誘員
「お兄ちゃん。今一人暮らしでしょ。これ全部あげるから、新聞読んでみない?」


「いや、僕は新聞は読まないので」

勧誘員
「そうだよね。今はネットでニュースなんかも見れるもんね」


「確かにそうですね」

勧誘員
「でもね、一番最新の情報を正確に受け取れるのが新聞なんだよ。」


「そうなんですか?」

勧誘員
「そうそう。今時テレビでもラジオでも情報は得られるけど、一番正確に色々な情報を受け取れるのが、やっぱり”新聞”なんよ。」


「いや、でも僕はあまり、ネガティブな情報は見ないようにしていて、テレビとかもあまり見ないんですよ。」

勧誘員
「そうなんですか。。でもね、そんな記事は破いちゃえばいいんだよ。ついでにストレス解消にもなるしね。」

僕(破る以前に見たくないんだけど・・・)

勧誘員
「あとね、新聞って結構色々なところで役に立つんだよ。なにもね、情報を受け取れるだけが新聞じゃないの。
例えばお兄ちゃん!今切れた電球とか無くなった電池って持ってる?」


「電池なら持ってますけど。」

勧誘員
「電池とかさ、有害ゴミでしょ。それに有害ゴミの収集なんてそうないでしょ?」


「そうですね」

勧誘員
「結構そんなゴミって溜めてらっしゃる方多いんですよ。

でもね、そんなゴミも、新聞に丸めて燃えるゴミに捨てちゃえばいいの。
ほんなん向こうからしたらわかるわけないからwww(小声)

割れたお皿とかもね、危ないでしょ?手怪我するでしょ?
そんな時でも新聞だったらね、くるっと丸めちゃえば燃えるゴミに出してもバレないの。

外から見ればただの新聞。まさかここに電池があるなんて収集の人は確認しないからw。
楽でしょ!?ずっと部屋の隅に置いておく必要ないの。」

わざわざリサイクルステーション探し回って足を運ぶ必要もないし。
週に2回出せるからそんなゴミも新聞に包んで出せばいいの!


「確かにw」(でもその代わり新聞が溜まっていくんだが)

勧誘員
「さらに、、ゴキブリが出た時!あんなの手で触りたくないでしょ?あんな汚いもんw。
ただねこれもね、新聞だったら、こんなふうにして・・・えいやーってねww。

そんでやっつけたら、そのまま新聞紙に包んで燃えるゴミにポーンって出せばいいの。
手で触らなくてもいいから、、、

ほら、ティッシュペーパーなんかだとさ、結構直接触れてる感じするでしょ?
しかも箒で叩いたら箒が汚れるし。

でも新聞だったら、全て解決するんだよ!
ね、新聞って便利でしょ?」

僕「それは便利ですけど、、」

勧誘員
「それじゃあねえ、もっと便利な使い方教えてあげる。
これはここだけの話だからね。本当はこんなことやったら上から怒られちゃうから(小声)」

「一人暮らししてるとさ、実家に送るものってあるでしょ。
例えば季節モンの着替えとか。それを段ボールにそのまま入れるとね、ダニが湧くの。
でもね、新聞を敷いて入れれば解決。」

あとは割れやすい瓶とか。
これもね、新聞に包めば緩衝材がわりにもなるんだよ。
わざわざプチプチ買いに行く必要なんてないの。」

ストレス溜まった時も、思いっきり破くか、
棒にして振り回せばストレス発散にもなるから。

どう。新聞の使い道って結構広いでしょ?


「そうですね。色々勉強になりました。」

勧誘員
「あとはさ、爪切ったり何かゴミが出る作業する時も、新聞敷いてやれば包んで捨てるだけだから!」

(申し込み用紙をさらっと出して)
ここに名前と住所だけ書いといて。

こちらも精一杯がんばりますんで(涙目)
よろしくお願いします!!

どうでしたか?

 

思い出した内容を殴り書きしたので

正確な会話は覚えてないです。

あり得ないと思うかもしれませんがこれ実話です。

 

まあ、結構向こうも気合入ってて、

面白い演技に少し笑ってしまったのを覚えています。

 

結局この勧誘員から学べることは?

普通の新聞勧誘って、

「新聞とってくれませんか?」

って言うだけなのがほとんどだと思います。

 

さらには生活がかかっていて・・・

と言うように本音をポロっと出してくる人も。

 

しかし、この勧誘員は、

新聞のさまざまな使い道やメリットを

面白おかしくして教育をしていたのです。

 

さらには、新聞を取ったことによる理想の未来(ベネフィット)の部分まで

しっかりと伝えています。

 

例えば会話で出てきた、

「面倒なゴミも包んで簡単に出せる」(良いのか悪いのかはさておき)

「リサイクルステーション探してわざわざ足を運ばなくていい」

「ゴキブリみたいなものも触らなくていい」

”包んで捨てるだけ”という簡易性も出しています。

 

このように、相手に何かを勧める時は

ただ単に「おすすめです。買ってください」

と言ったところで成約にはなかなか結びつきません。

 

人はメリットがないと行動しないので、

メリットやその先のベネフィット(理想の未来)

まで伝えまくることで、

初めて商品に魅力を感じてもらえるようになります。

 

 

いかがでしたか?

今回の内容は、かなり衝撃的なものだったかもしれません。

 

当時の僕にとっては、

何も知らず、ただ断れなかったなあ・・・

って思っていました。

 

でも、

ビジネスを勉強してから振り返ってみると、

意外とこういう経験からもセールスの極意や

あなたのビジネスに生かせる内容が見つかるかもしれません。

 

あなたも、こういった経験から学べることがあれば

気軽にメルマガの返信や

記事下のコメントで教えてくださいね。

 

ではでは。